想い出がいっぱい。

 暫く日が空いてしまいましたが、心の整理が未だ着かず、そんな矢先にBUCK-TICKさんの会報が届いて、前向き…というか、前に進まなきゃいけないんだな〜と、思ったので、日記を書く事にしました。


 3月15日、飼い猫のガゼル(女の子)が亡くなりました。14才だったから、大往生なのか、でもこうなる前までは凄く元気で暴れ回っていたから、未だ未だ生きたかったのかも…と、思う事も……。数日前は元気になったみたいに動かない足を必死で引きずって部屋を動き回っていたり、ご飯をしっかり食べたり、喉もごろごろ鳴らして、少し良くなってきたんだなと、安心してきた矢先でした。
 前日は苦しいみたいに唸り続け、寂しいらしく私にぴったりくっついて眠っていました。飼い始めた頃は、ひとり暮らしだったからガゼルと1対1の付き合いで過ごしていて、一緒の部屋で寝て、ご飯を食べて、一緒に過ごして、一緒にテレビを見て…という生活。よく音楽番組を見ていたから、ヴィジュアル系バンドをじーっと見てたり、仔猫の頃に私が野暮用をこなしながらよくQUEENを聴いていたから、QUEENがずっと好きだったり、ちょっと変わった子だったから染めたばかりの髪の毛の匂いが好きだったり、ネイルを塗っていても気にせずずっと膝の上に乗ったり(ネイル中は動かないのを知っていたから)。顔は余り可愛くないけれども私にとっては美人の部類で、よく喋ろうとしている所とか、些細な仕草が可愛かった。
 猫か犬を飼うのは、子供の頃からの夢だった。兄貴は動物全般が苦手で、マダムは可愛がりすぎて殺してしまいそうになる危険がある(幼少期の実体験らしく、おばあちゃんから話を聞いた)ので猫は苦手で、犬は昔噛まれてから苦手。唯一、動物好きなのはダディとおじいちゃんだけだった。金魚とインコは飼った事があったけれども、金魚は懐かないし、インコはよく噛み付いて、最終的には自力で逃亡していった(今思えば野生過ぎるw)。だから、幸せだった。
 1年程自分を変えたくて異国に行った時、しょっちゅう猫にプレゼントを贈っていた。電話をすると、私を捜しに家中歩き回るから電話しなくていいって言われたりもした。その時も忘れたりはしなかった。ツアーで彼方此方行くけれども、ちゃんと留守番出来る子で、でも寂しいと靴下を入れているラックをひっくり返して、その中に埋もれて寝てたりしてた。
 想い出は溢れる位、一杯ある。本当に幸せだったのかなって今も思う。埼玉の片隅で捨てられていた仔猫だったガゼル。名前の由来は昔読んだ魔界の本で、天国と地獄の門を管理しているのがガゼルという名前の魔物だった事から、ガゼルとつけた。最初は手のひらサイズで、太る前は身軽だったからうちの住んでる部屋の壁紙がエンボスだからよくそこを登って、天井を歩いてた事もあって、びっくりさせられたりした。
 翌日、荼毘に付す事になった。ダディが来て、ガゼルに花を抱かせてくれた。ありがとうガゼル。14年間楽しかったよ。何時かまたきっと会おうね。それを何度も呟いた。


 そんでもって。うちは家に帰っても猫が居ない違和感に慣れず、未だに居そうな気がして、こたつで足を伸ばせなかったりする(苦笑)。


 さて、BUCK-TICKのライヴ。何処に行こうかな。今年は控えようかな。どうしようかな。友達に相談してみよう。フェスも友達と一緒にチケット取れたら、取ろう。前の時友達と合流するまではきつかった、色々と。