もう、その年で満たされていないのか?

 夕方、スーパーにある本屋に行った。立ち読み目的でね。
 キャラクターいっぱいの楽しいおべんとう (レディブティックシリーズ no. 2815)キャラ弁の技を、日常のご飯に応用出来ないかと思って、キャラ弁関係の本を立ち読みしてたら、5歳位の男の子がやって来て、おもむろにdancyu何度でもつくりたい絶品おかず365レシピ―一番おいしい!一生使える! (プレジデントムック) (プレジデントムック dancyu)のような、365日フル活用しそうな、おかずの本を手にとって、お母さんに「これ買って!」勿論断られていたけれども、男の子は残念そうに「駄目だって…」と、私に言ってきた。なんか…私がそれにしろと言ったみたいな雰囲気ですが、男の子の意思ですから。
 私もマダムのおかずには昔から満たされていない。美味しくないし、センスが暴れ出していて、凄いからなのだ。家で食べるなら我慢出来るけれども、子供の頃お弁当で持って行かされるのが嫌で嫌で仕方が無かった。野菜を微かな肉でつなぎ止めた新しい料理なのか、解らないハンバーグ。健康の為と、パセリを混ぜすぎて真緑のとんかつ。みんな可愛い弁当なのに、なんだかな…な、気分になる弁当。
 小学校高学年からは、自分で作り始めたけれども、中学の遠足でサンドイッチが食べたかったから、「サンドイッチにしてよ」と、頼んだら(パンは好きだから失敗しないだろうと思った)、フランスパンとバター、パン切り包丁、タッパーに入った野菜とハム、卵。自分で調理しろと言う、斬新すぎる物を持たされた事もあった。
 今もそのセンスは暴れ出したままだけれども、自分で料理をやるようになってから解ったのは、レシピ通りに作るのははっきり言って面倒臭い。だから自己流になるんだと、解ったけれども、なるべく料理上手になりたいね。
 大体のコツとかが解ったので、その内なんかしら作ろう。そう言えば最近はお菓子作りもしてないな。あんなに好きだったのに…。