いらっしゃいませ。

 雨が降る前に玄関開けて掃除したり、バイクのカバーを掛けたりしてたら、白と黒のブチ猫ちゃんが家に入ってきた。「ンニャー」1名様ですね、ご飯出しますね。
 最近うちの近所に建て売りが数件出来て新しい人が越してきた所為で、外で猫に餌をあげられない。近所の猫屋敷のおばちゃんは建て売りの人に文句を言われて負けてしまい、猫を数匹手放す事になってしまって猫屋敷の前もがらんとしている。
 うちは猫を選別せず遊びに来てお腹が空いてたらご飯をあげるシステムを取り入れているので、自分が家に居ると分かると野良猫がドアを叩いたり、ドアが開いていると入ってきたりします。うちの近所に生息している野良猫の殆どは、子猫の時は飼い猫だった猫なので、家に帰りたがって居るのも多いです。近所の人が飼っていて自然と野良猫になってしまったのも居るけれども、大体は野良猫が多いからと、遠くから連れられてきた猫。1度うちのマンション前に段ボール満杯の子猫が捨てられていた事もあった。
 昔はそんなに猫が好きじゃ無かった。家で飼えなかったってのも理由のひとつだったんだけれども。猫が好きになったのは、実家近くで今も元気に生活している黒猫のヤマトがきっかけ。ヤマトは元々近くのアパートに住んでた女性が飼っていたんだけれども、仕事が忙しかったりすると猫好きな人に預けたり、外にご飯を置いて放っておいたりしてた。ある日、何時もの様に実家前の家の人にヤマトを預けて仕事に行って、その人はそのまま帰ってこなかった。ヤマトはその人の家に暫く居たけれども、家族に子供が出来たりと色々あって、ヤマトは外猫になってしまった。
 それでもヤマトは毎日その家に帰ってきて、家の前の段ボールで寝ている。そして時々アパートに帰って飼い主の住んでいた部屋の前でじっとしている。けなげなヤマトは、人なつっこくて自分を見ると抱っこさせてくれる。そして自分の声が聞こえると、何処からともなくやって来て姿を見せてくれる。もうおばあちゃんだけれどもまだまだ元気で、実家近くに最近生息しているロシアンブルーの野良猫とつるんで遊んでいる。
 猫をもう1匹飼いたいなぁと、思いつつ、ホームセンターに家猫の餌を買いに。子猫の頃からぶっさいく(いい意味で)の猫がすっかり大きくなって値下げになっていたのを切なく横目に見つつ、うちの飼い猫並に暢気で馬鹿な猫は早々居ないだろうと。だって俺が凄く眠くて(3日近く眠らなかった為)、1日半寝てしまった時普通だったら飼い猫が途中で起こす筈なのに、一緒に1日半寝ていたのだから(爆)。そして起きた時自分「夜寝たのに夜に起きたよ?」と、頭がかっなりおかしくなった(苦笑)。