この野郎と愛を込めて怒る 80点

 昨日帰り道で、イマイ(バイク。ほぼ年齢同い年)のハイビームが切れてしまった。Vespaは、ハイビームが切れるとブレーキランプもついでに切れてしまうので恐ろしい。まさかブレーキランプは切れてないだろうと思いつつもいちお確認しなければと思ったので、途中にある倉庫街の間で1度バイクを止め確認した処、ブレーキランプも弱々しい。ヤバイと、思いつつも捕まらない道を選んで走れば夜だから信号長いから大丈夫SHOP99も無い道なので、そのまま帰ってきた。ギリギリ付くロービームで、慎重に帰ってきて、電球を調べたら普通じゃ売ってないと判明。
 仕方が無いので今日そんなイマイに乗って電球を買いに行った。整備不良だが…気にするな(笑)。親切丁寧な対応で1度リアキャリアを買った時ついでにクラッチ等を直してくれたおかげで調子が良くなったので、(株)ベスパさんに。
 ブレーキランプも死滅していた…(爆)。まぁ…前の人はちょっと乗って、ずっと仕舞ってあったって言ってたし、余り気にしなかったのだが。問題があった。前々から気になって居たヘッドライトの周りの茶色い何か…それがボンドだと今日判明した(爆死)。店の人に「ボンドで貼っちゃったの?!」と、呆れられたが、俺じゃ無い。前の誰だか知らない人だ*1
 あちゃーなんて事しでかしてくれたんだよ。電球買って俺がつけ直そうとして居たら怒りは倍増だよ…全く可哀想に。細かな作業でボンドを剥がしてくれたので、綺麗にスポッと取れて、ついでにアクセルとクラッチも内部から直してくれたのに、親切丁寧な料金で終了。
 帰り道ご機嫌になったイマイに乗って、ちょっと遠回りして帰宅。お洒落な喫茶店で休憩したら、隣のセレブな感じのマダムが「アイステーショートね!」セレブはパンテーって言うのかしら。気になりつつも帰ってきた。
 ツアーが決まらなかったら本来ならイマイのクラッチ直したかったんだ。握りの軽い奴に変えようと思っていたんだけれども、ツアーが決まったから延期になった。今の状態でも走れるし、別段辛くないからいいんだけれども。
 良く乗ってるねぇって言われるけれども、何度も言うが自分の住んでいる町には駅が無い。近くの駅まで行く術は、自転車かバイクだ。自転車だと魔の太鼓橋を渡らなければならず、登りが辛く、帰りも辛い。ちなみに1度この橋でおかんの自転車に乗ってキンコースに行った時、ブレーキが壊れていて、西部警察のように吹っ飛んだ事がある(爆)。
 夕方友達がお土産をくれた。なんだか可愛くない七人のこびと…タイで買ったそうだ(笑)。気持ち悪いものが好きだが、七人のこびとにいい思い出は無い。子供の頃住んでいた田舎町には歯医者が1軒しか無く、子供に親しんで貰おうと思ったのかいやにメルヘンな造りだった。ピンクの屋根は先がとんがり、おとぎばなしのお城風になっていたのだが、入り口までの道には七人のこびとがひとりずつ置かれていて、足下に手書きの板が置いてあった。
 「歯が痛くなっちゃったよ」「歯を磨かないからいけないんだよ」「歯医者に行けばすぐに治るよ」「怖くないから」そんな調子だった。全く物語と関係の無い事を言い出している様も怖かったが、もっと怖いのはその先だ。マスコットキャラクターのように玄関に置かれた椅子に黒ずんだキティちゃんが座っていたのだが…盗難防止の為にチェーンでグルグル巻きになっていたのだ(爆)。
 あれ以来七人のこびとも歯医者も嫌いだ。嫌な記憶が甦ってきた。最近思い出して面白いと思う、高校時代の話をよく兄貴にする。それは高校時代の友達Sさんの話。彼女は英語が元々苦手で、個別授業だったうちの高校でふたりしか居ないDクラスの生徒でもあったのだが、彼女は何時も自信満々で話すので、大爆笑させてもらった。
 オノデンボーヤの歌も彼女に唄わせたら「電気の世界をハチャメチャに〜」。キャッツアイの歌も彼女が唄えば「見つめるキャッツアイ、間違い三振!」。いちばん驚いたのが家の有線で聴いたアルフィーの曲が格好良くファンになったと、言った時に歌われた、星空のディスタンスだった。
 彼女はクラスで自信満々に「星空の下のディースターンス も〜えあがれ愛のレジースター!」と、唄った。レジが燃えている…高校時代も爆笑したが、兄貴にこの話をして兄貴も大爆笑していた。未だに英語は苦手なんだろうか…会いたいな(笑)。

*1:イマイが家にやって来た経緯は、とある人がバイクを持っていて、乗らないからとバイク屋に引き取ってもらい、そのバイク屋がバイクを直して、売りに出して、俺がそれを買ったので、元々の持ち主は知らない人なのだ