どうなる?どうする?


 ようつべで注目しているMIWA様の新作が出て、淡谷のり子も似ているこの人、本当に天才だと思った。
 自分は平凡で才能も無く、毎日死んだように生きていて、生まれ変わらなければ…今変わらなければ何時変わるんだと思っている癖に何も出来ないで居る。現実の年齢で考えると今の状態は危ないと思う。好きな事をして暮らしていきたいとずっと思っているけれども、今しているのは普通の人から言ったら一線ずれたもので、こんな生活じゃいけないと分かっていても前に踏み出すのが恐かったりする。
 電話がかかってくる。俺の経歴は0に近いのに、それでも俺に働いて貰いたいと思う人が居る世の中が、少し不思議だ。やる気のバロメーターが上がったり下がったりを激しく繰り返している最近。「愛されているから頑張れる」「愛しているから頑張れる」最近この言葉をよく耳にする。俺が愛して居るもの、俺を愛して居るもの……それはこの世には無い気がする。
 誰も知らない世界では愛も何も無いから、遮二無二頑張れる場合もあるが、それも限界がある。俺はどうなりたいのか、俺はどうしたらいいのかさっぱり分からないまま生きている。
 眠るのも恐ろしくて、だからと言って起きているのも恐ろしい。睡眠薬を飲んで限界まで起きて入る布団が最近とても心地がいい。このまま目が覚めなければ、なおさら心地がいいのかも知れない。そう思う、最近。
 食欲も前よりも少なくなり、自力で眠る事の出来ない自分は、唯一物欲という煩悩に駆られて毎日生きているような気がする。自分だけが浮いた存在に感じてしまう。
 イライラして何も考えたく無くなって、パチスロの前に座り、ぼんやり一定の動作を繰り返す。工場の機械の一部になったような不思議な気分。何時間もの時間が一気に流れていく。帰り道、何時も思う。「今日も何も無く生きてしまった」「健康に1日終わるのは素晴らしい事だけれども、自分の場合はそうでは無いような気がする」けれども自分は術を知らないから、また明日も同じ事を繰り返す。繰り返せない場合は、1日中家で沈んでいる。
 生き甲斐が無いから駄目なのか。何が生き甲斐か。全く分からない。自分は健康体。医者に行っても健康の二文字を突きつけられて帰ってくる。何かとんでも無い事でもしてみたい。犯罪は犯したくない。生まれ変わりたい。韓国ドラマのように記憶喪失にならないかしら。きっと其の先には何かありそうな予感がする。