メランコリックセンチメンタル

 柄にも無くセンチメンタルだったりロマンチックだったりする日もある訳で。
 ほんの少し時間があるからと、久しぶりに行った観光スポット。そこはデートスポットでもあったりして。幻想的な夜の中、自然とこっちもうっとりしてきちゃったりして。なんだかほんと柄にも無い。分かっているけれども、時々本当にそうなるんだから仕方が無い。
 手を握るとストレスが減るんだって。へぇ。だから手を繋ぎたくて仕方が無かったのか、此処最近。いや、そうじゃ無いような、そのような。全くさっぱり分からない感情は、自分でも自分が解らなくなる。
 乙女らしさを武器にして、男に好かれるタイプも居る。でも自分にはそれが出来ない訳で。嘘を吐くのは嫌いだし、なんだか性に合っていない気がして仕方が無い。
 料理が得意だと嘘を吐いて、本当に料理が下手なまま、コンビニ弁当を上手く弁当箱に詰め直して彼氏にあげてしまう女だって居るじゃない。自分はそういうのが出来ないから、家にはなんだか知らない内に料理の本が山のよう。
 はっきり言ってしまったら引かれてしまう、感情。足し算も引き算も算数も苦手だ。さぁ。これからどうしよう、どうなるんだろう。