命の無駄遣い
虐め自殺が増えていて、なんと無く頭に浮かぶのが、園子温さんの自殺サークル
自殺って、負ける死だから、いちばんしてはいけない死に方。苦しみから逃れられるって思うけれども、実はそうでは無くて、地獄にも天国にも行けない中途半端な世界に放り出されて、何度も何度も自殺するまでの日々をずーっと繰り返して、自殺してはまた元に戻りを繰り返す。負のループ。
だから、命を無駄遣いして欲しくない。嫌だったら、その場から逃げればいい。負けを認める事になるけれども、死んだって代わりは無い。貴方になれる人は誰ひとり居ないし、今の経験を生かせばもしかしたら大人になった時、なんらかのアイディアに繋がるとか人の為になるとか出来るかも知れない。
道は自分で切り開ける。
自殺ばかりじゃ無い。自分の子供を殺す親というのも、よく分からない。その逆の親を殺す子供もよく分からない。一緒に過ごしていて、可愛かった時もあれば憎い時もある。それは普通だ。ずっと可愛いだけなんてロボットじゃ無いんだから、人間に出来やしない。人を困らせて、生まれて初めて「困る」という事を知る。人に怒られて「いけない」という事を知る。だから、子供は大なり小なり大人を悩ませる生き物だ。
母親だって、お腹で生命はぐくませて作ったんだから、愛情がひとかけらだってあると思う。子供にだって言える。毎日食事を作ってくれるのも、掃除洗濯をしてくれるのも、愚痴を聞いてくれるのも、嫌になっても側に居てくれるのが両親だ。成人式を過ぎたら、我が儘も言って居られなくなるが、大きくなっても我が子は我が子と可愛がってくれるだろう、普通。
それを殺しちゃうんだから。よく分からないよ。愛してないの？どうして愛してないの？愛せないなら、子供を施設に預けてよ。その方が子供にもいいよ。
動物だって、そう。前、友達と噂の現場に行った事があった。場所は軽井沢方面だった。飼い主のステータスとお洒落の為に夏の間だけ飼われた犬たちが野犬になっていた。自分の飼い主だった人の車が分かる犬も居て、一生懸命走り寄ってきた。その可哀想な目が未だに忘れられない。
最後まで出来ないと分かる事なら、手を出さなければいい。無理っぽいけれども、出来るかも知れないという可能性があるなら、やってみればいい。誰か協力者が居て、子供は出来る。そりゃシングルマザーとかシングルファザーとかあるけれども、自分で出来るという確固たる確信があるから、この道を選んだのだから、道を誤らないで欲しい。
そりゃ自分だって、毎日死にそうな死にたいような気分でいっぱいだ。マイナス思考は頭の中いっぱいだ。でも、何時かこんな自分でも何か出来るだろうと毎日生きている。だから、嫌な事があったらはっきり嫌だと言えばいい。自分の感情を素直に言うのが恥ずかしいとされる、日本人のよく分からない感情が俺は大嫌いだ。
