バスを待っていたら、バス停に居た5歳位の男の子のハートを何故かガッチリ掴んでしまった藤巻透です。満面の笑みで、暫くの間ふたりで遊んでいました。と、言うか。こんな俺の何処に魅力があるんだろう。子供に聞いてみたいが、多分本人には答えないだろう。
 ロビンの撮影をするべく、行った事の無い公園に先ず行ってみる。何時も行くセントスティーブンよりは狭いけれども、人が居なくて、とってもいい。暫く歩いていると、わんこが居る。わんこ大好きな俺は、しゃがみ込む。「この子、シャイなのよ」ああ、そうなんだ、残念。遊びたかったなぁ。そう思いながら、お礼を言って少し歩くと、背中に視線を感じる。犬が俺を見つめている。また、しゃがみ込む。何かを思い出したように駆け寄ってくる犬。ロミオさん。じゃれ付くわんこ。おー、ういのぉういのぉ。
 こっちに来て嬉しい事は、ロビンの撮影をしていると、色んな人が写真をやっているのか聞いてくる事。それで、俺が将来は写真家になりたいと言うと、みんな頑張ってねと、言ってくれる事。季節が春になったから、写真が楽しくなってきた。春は花が咲いて、空気がふんわりしていて、写真を撮るのに最適だから大好き。でも、オールシーズン写真は撮り続けている。だって、頑張らないと。自分の為だもん。
 スティーブンに行くと、無許可で撮影している団体が居て、警察に怒られていた。やっぱり色んな人が俺の写真を撮る姿を見ていく。人形という、小さい物体をどの様に綺麗に納めるか、それを考えながらやっている俺。もんばれ。
 ひとしきり撮影も終わったので、家に帰ってお昼を食べる。それから、お腹がいっぱいになったからゴロゴロしているのは、嫌だから、近所の公園に行く事にする。勿論、ロビンを連れて。近道はショッピングセンターを抜ける事なのだが、ぼんやり歩いていると、手とか体がツルツルになる塩のクリームを売っている人に捕まる。何処から来たのか聞かれて、日本と言ったら、販売員のひとりの男が日本語を喋れたのだが。この人の日本語、ナンパ日本語だよ!(爆)フランクすぎるのもあれだが、ナンパ専門か。がんばれ、販売員。公園に着いて、暇なのでブランコに久しぶりに乗ったら酔った男です。退廃的な公園でロビンさんの撮影をしました。それから、川にオレンジジュースが浮いている(勿論、中身入り)、ショッピングカートが浮いている。これがアイルランドの典型的な川の姿です。何気無く川沿いを歩いてたら、エロ雑誌が落ちている(爆死)。日本だけだと思ってたら、これって世界共通なのかな。土手=エロ本(方程式作るな)。
 家に帰ると、大好きなホースレーシングが始まるところだったので、見る事にすると、どっかに行ってた家族が帰ってくる。家族もホースレーシングを見たかったようで、みんなで見る。どうやら、このレースはアイルランド最大のもので20頭以上の馬が出馬します。その為、ゲートが無く、やはり1ヶ所に屯してそれからスタートというものだった。障害レースなので、落馬する方も居ましたが、長い長いレース(8分位あった)はなんとか終了。ホストマザーの賭けた馬は残念ながら4位。配当金の表示を見ていて分かったんだけれども、こっちは馬連もあるけれども、トリオ(3頭)と4頭のなんだっけかながあった。数が多い分、配当金もでかい!でかい!いいなぁ、当てたい……。
 夕食後、下の子と熊のぬいぐるみとかばのぬいぐるみと遊ぶ。リビングに居る日本人はよっぽど疲れているのか、寝ている。っていうか、眠いならもう寝ろ(俺は眠いと勝手に寝ます)。んで、一眼で下の子の写真を撮ってあげた。室内撮影でライティングが無い為、とてもやり辛かったけれども、下の子は写真を気に入ってくれたので、よかったなと、思ってます。

 ふと思い浮かぶ。映画を作りたい。ってか、作ってほしい。右側にマクドが好きな人たちが住んでいて、左側にバーガーキングが好きな人たちが住んでいる町があって、戦争を始めるというものを。お願いします。