イースターの予定が無いと、友達に言ったらパーティーに誘ってくれました。と、言う訳でセンターに行き、花束を買う。相手は女の人、何が喜ぶかじっくり考えても、花束しか浮かばない。しかも、薔薇がいいと、俺は思い、薔薇の花束を買う。俺は薔薇の花束を抱えて、参上。喜んでくれた。みんなカトリックなので、何十年ぶりかな、カトリックの祈りを奉げる。ハッピーイースター。俺はカトリックじゃ無いけれども、今は一生懸命リージョンを探しているよ。んで、ランチパーティー。スープにラムステーキにサラダにデザートはフルーツパンチ。うわー、凄いよぉ、豪華だよぉ、ママン。モクモク食べる俺。ワインをっんまい、んまいと、飲む俺。終了後、御代を払ったら、主催者である俺の友達が来て「あなたは私のゲストだからいらない」と、お金が返ってくる。いいんですか、ただ飯、ただ酒、いいんですか(嬉)。ありがとう。また、お礼するね(メガハート)。
 家に帰ると、姉妹が俺を呼んでいる。なんだろうと、思っていると「キッチンで待ってて」と、言われたので、俺の解凍したターキーを焼き始めているホストマザーが、ターキーを解凍するのを覚えていてくれてありがとうと、言われる。いやー、ターキー好きだからね。置く場所、あそこでよかったのかな?なんか、適当に置いちゃって、血まみれになってたから、1日だけだけれども綺麗にしましたよ。姉妹がニコニコやってくる。「ハッピーイースター!」「ハッピーイースター」エッグチョコを貰いました。うまそうです。あんがとう。今日のパーティーはどうだった?なんかいい事あった?と、色々聞かれたので、話す。その後、姉妹とリビングになだれ込み、下の子と遊んでたら、ふとした拍子で上の子が大事にしていたグラスを下の子が割ってしまう。泣き出しました。大泣きです。「これ凄い気に入ってたのに!」形あるものは何時か壊れるんだよ、そう思いながらもこういう時に声をかけると余計怒るのがこの姉妹。ぐっと黙っている。余りに上の子が大泣きなので、ホストマザーが来て「仕方が無いわよ。グラスなんだから」と、グラスを持っていく。怒った上の子は自室に帰る。下の子は呆れた顔をしつつも、俺に絵本を読み始める。俺は物語が好きな人間。このお話の時間は時々あるけれども、俺の好きな時間。下の子がトイレに行ったら、廊下を通った下の子に上の子がキレている。ホストマザーも「喧嘩は止めなさい!」と、怒っている。俺はじっとリビングで下の子の帰りを待つ。んで、帰ってきて「まったくしょうが無いんだから」と、言いながら、本の続きを読んでくれた。
 家族が何処かに行くそうなので、自室に戻り、日曜までに食べるように言われたイースターバニーのチョコレートを食べ始める。此処で問題。俺は可愛い形のものを食べるのが苦手な人間です(苦笑)。子供の頃から、可愛い形の食べ物は好きだけれども、誰かにその形が分からなくなるまで崩してもらったりして食べていたんですが、今はひとり。見ないように食べ始める。「ごめんよー、ごめんよー」食べる「痛い?痛い?そりゃー痛いわな。ごめんよー、ごめんよー」完食するまで謝り続けるアホで痛い俺。
 チョコを食べて音楽を聴いてたら、すんごい勢いでチャイムが鳴らされている。あはぁ?と、部屋から出る。ターキー焼いてる為、家中が警報機が鳴るんじゃないかと思う位スモーキーです。いちお、リビングに行き、其処の窓から外を見る。合計4人玄関前に屯しています。えーと、今日新しい人が来るって言ってたなぁ。どうしよう。暫く考えて、玄関を開けて、今は家族が居なくてホームステイしている俺だけが居る事、ホストマザーに着く時間を電話したかを聞く。相手は、ホストマザーに大体の時間は言ったが、はっきり言ってはいない事、寒いからこのふたりを中に入れてほしいと、伝える。暫く考える。「どうぞ」ふたりを入れる。同行して来た日本人のおばさんが訝しげに俺を見ている。なんだい、なんだい。「他の人が居るなんて思わなかった」と、いきなり言われる。だからなんだってんだ。「こっちはふたりだけを希望してたのに」と、なんだか嫌そうな感じに言う。「もし、チェンジして欲しいなら、あなたからホストマザーに言ってくれますか?そうしたら、俺は家を変えますが」と、こっちも言う。いきなり来て、挨拶も無く、これかい。「いいのよ、いいのよ。別に」別にってなんだい。ふん。ふたりを何処に案内したらいいか考えたが、リビングという結果に至る。んで、案内人等が帰る。終始、この日本人のおばちゃんは日本語を使っている。俺にまで日本語を使う。俺はなるべく日本語を話したく無い今。だって、勉強中なんだもん。
 リビングにふたりを案内し、テレビをつけ、此処で暫くお待ちくださいと、英語で言う。それから、余りに家が煙っているので、キッチンの窓をもう1つ空けに行く。さっきのおばちゃんの態度が余りお気に召さなかった俺は、外に煙草を吸いに行く。相変わらずマイペース、相変わらず俺流。煙草を吸っていると、右から歩いてきたヤングガイに声をかけられる。うちの前にはシボレーが止まっているのだが、この車が動いているのを見た事も無ければ、誰の持ち物だというのも分からない。だが、このヤングガイはいきないこう言ってきた。「此処、君ん家?(と、俺のステイ先を指差す)」「そうだけど?」「この車、君の家のセカンドカー?」「違う違う」「俺、これ買いたいんだよね」ええええ、急に来て、なんだい、それ。「じゃ、誰の?」「多分、隣の家の」「分かった!」このヤングガイ、血気盛んに隣の家のベルを鳴らしに行きました。運良くお隣さんはホリデーに行っていて留守でよかったです。ヤングガイはそのまま左の方向に歩いていきました。なんだったんだ、今の出来事は。
 暫くリビングで、日本人ふたりと一緒に居たが、このふたりは俺に対して喋ろうとしないので、俺が名前を聞いたりする。このふたりは話を広げようとしないので、俺はそれ以上質問するのを止め、早くー家族ー帰ってきてーと、思ってたら、帰ってきた。留学生が来たので、リビングに案内したと、伝える。ホストマザーも「随分早く来たのね」やっぱり時間が正確じゃ無かったのか。ふたりを部屋に案内して、下の子が日本語でなんか質問してと、言うので適当に日本語で聞く。暫く遊んでいたが、このふたりの英語は激しく日本英語である。抑揚が無い。真っ直ぐに喋っている。まさに、グラマーは完璧ってやつか?と、思う。その後、ふたりを姉妹が風呂場に案内したが、このふたり「分かった」とか、言わないのだ。「ああ、うん」そればっかり。ちなみにああ、うんは英語に無いので、質問した相手は納得したのかどうかさっぱり分からないという状態である。ので、俺が呼ばれて日本語で説明するがそれに対する答えも「ああ、うん」である。頑ななのか、なんなのか。俺がいけないのか、初っ端からざっくばらんな俺が。うーん、分からない。
 夕飯になる。こんがり焼けたターキーの登場。暫く前から下の子がターキーを待ち望んでいて俺に好き?とか聞いて、俺は素直にターキーが大好物って答えた所為か、俺のターキーはどう見ても2人前。俺のだけビッグ。食べても食べてもターキー。好きだからいいけれども、お腹はいっぱいになる。当たり前だが、それが悲しい。仕方が無いので「ターキーは大好きだけれども、これは大きすぎるよ。だから、お昼にして、明日の」と、言う。ホストマザーの返事「そんなに大きかった?無理して食べなくていいわよ」ありがとう。大好物だけれども、さすがに2人前は食べれません。
 夕飯後、デザートが出来るのに少し時間がかかると言われたので、待つ事にしてると、あの昼間来たおばちゃんが来る。ふたりを残していったから心配だったと、言っている。だから俺は、家に誰も居ないから上げていいか分かりません、暫く経ってから来てくれませんか?って言ったじゃ無いか。ふたりが元気そうだったのでよかったとか喋って帰っていく。デザートをモクモク食べ、風呂に入り、今日もパジャマが洗濯されてたので、ありがとうと言いに行き、ついでに前の家での出来事をチョロッと話す。リビングに居る日本人ふたり。終始日本語をふたりで使用。その為下の子が俺に「日本語で話しちゃ駄目だよ」と、言ってくる。勿論、ただ今勉強中、なるべく話さないようにするよ。まぁ、このふたりは若い為、未だ英語が未完成なんだろうけれども、抑揚が無い等の問題点を抱えている為、俺が通訳している。英語を英語で返す。なんだ、これ。

  1. 幼稚園の時に、食べ物は神様が与えてくれた今日の糧だと教わり、嫌いなものは残すけれども、それ以外のものはしっかりおいしくいただく習慣が根付いております。なので、人の作ってもらったものをまずそうに食べる人が嫌いです。
  2. こう見えても英語のレベルは低い、低い。ほっとくと、スラング出ちゃう、アメリカ英語が大好きな俺。