月 夜 闇

 夕方、夜8時から始まる旭川競馬のメインレースを買うべく、大井競馬場へ。後楽園の場外でもいいんだけれども、此処だとモニターでレースが流れるのが8時25分位(録画したもの)で、でも払い戻しは旭川と同時にやるという、とてつもないシステム(苦笑)。だから気の早いおっちゃんがまだレース見てないのに払い戻しちゃって、でかい声で「おい!来たぞ!」と、結果を先に発表してしまうという、ちょっと残念な場所なのだ。
 場外をやる時は駐車場は無料、店も半分以上営業しない為、第1駐車場から入るとまるで廃墟の街を歩いて居るみたいな気分になる。人がまばらな日もあるからなんだか切ない雰囲気満点の大井競馬場だけれども、私のいちばん好きで思い出のある競馬場である。
 両親共に競馬が好きでは無く、でも母親は実父の影響で競馬を知っていて。母方のおじいちゃんは毎週日曜日、テレビで競馬を見ていた。私が子供の頃(まだ1桁位)、何故か自分と兄貴を競馬場、オートレース場競艇場という3大ギャンブル地に連れて行ってくれたおじいちゃん。自分はその時の影響で馬が好きになった。
 初めてサラブレッドに跨ったのもその頃で、でも自分でどうにか出来る訳でも無く、乗馬を習いたかったけれども経済的余裕は無し。競馬を見てはサラブを操りたいという気持ちになって、しょっちゅう自らも競馬場に行くようになった時、区の広報で乗馬教室を発見、応募した。かなりの競争率を抜けて、夜の乗馬体験2日間。その場所が大井競馬場だった。
 乗馬の基礎を教えてくれた調教師が、馬が好きだと直ぐに分かったらしく、2日目の夜少しだけ馬をけしかけてターフを走らせてくれた。競走馬だからけしかけられたら走る走る。落馬をしないように必死だった自分は、その時の感動を忘れられず、細々乗馬に通うようになった。
 馬だけじゃ無くて、違う思い出もある大井競馬場。猫が凄いいっぱい居るの、めんこいのからぶっさいのまで(笑)。猫を飼いたいなぁって思ったのも、此処に来た影響だった。
 んな訳で今日。馬は全く走っておりませんので、おっさんばかりの中で1レース、当たりそうだと思ったのを買い、外れてしまい、ドライヴして(こんなご時世なのに)ご飯を兄貴(競馬場道連れ)と食べて帰ってきた。
 帰りによく行く(けれども近所では無い)尾久のマクドへ。紅茶のマックフルーリーを食べたんだけれども、バイトの女の子が新人らしくて前の人の注文を間違えてあたふたしたりして、その所為か自分の頼んだマックフルーリーが大盛りだった(笑)。
 雨が降らなくて、何時次の洗車をするかタイミングを逃しまくって居ます。来週かなぁ。