何故か苦手なもの。

 今日のお昼、久しぶりにコンビニ弁当を食べていたら相変わらず良く詰まる、詰まる(爆)。むせる自分を見て友達が「落ち着いて食べろ」と、言ってくれたが、これで思い出したのは子供の頃の事だった。
 毎日おかんがいちお食べられる食事を作ってくれていたが、時々弁当の時があった。弁当の場合、うちの家庭ではこの後に予定があるという図式になっていたので、兎に角急いで食べなければならなかった。酷いと15分で食べなければならなかった。未だこの図式が頭にしっかりインプットされていなかった頃、ゆっくり食べていたら家族全員に置いてかれて(爆)、ほぼ24時間ひとりでどうにかしなければならなくなった。その頃の自分、未だ1桁(爆)。
 兎に角自分の家はおかしくて、小学校の頃に子供だけのキャンプに無理矢理参加させられて、鍵っ子じゃ無かったから「帰ってきて家に誰も居なかったら大変だから、鍵ちょうだいよー」と、言ったのに断られ、帰ってきたら案の定家族全員留守(爆死)。夕方5時位に帰ってきて、途方にくれて家の近くの友達の家で休憩をしていたが友達の家が夕飯になったので家に帰ってきたが、未だ留守(爆死)。途方に暮れていた自分を見た近所のおじさんが家からはしごを持ってこようか?だの声をかけてくれたが、断り続けて4時間。家族が帰ってきた。しかも外食して…(死)。その他、家族で出かけた先で忘れられたり、色々あった。
 でも、自分よりも凄いのも居るんだなぁと、思ったのが高校時代の友達、Uちゃん。彼女が小学5年の夏休み、日帰りで親せきの家を訪れる事になり、新幹線で新潟に。丁度親戚の家が改装中だったので、駅前で会って年の近い姪っ子と遊んだりして、夕方伯父さんお勧めの和食屋で夕飯をとった。最終電車の時間を計算に入れつつ駅に移動したが、此処から彼女の運命が狂いだしたそうだ。
 「お腹が急に痛くなってお母さんにトイレ行ってくる!って言ったのよ。でも、今思えばあの時お母さんは伯母さんと話しに夢中だったから、聴いてなかったのかもね…」トイレに行ったがなかなか出て欲しいものが出てこない。挙げ句、出てきたらどんどん出てきたそうで……(苦笑)、すっきりして外に出たらさっきまで両親と弟が居た場所に誰も居ない。初めての駅で迷子になってしまったのか…でもUちゃん曰く「5年生にもなって迷子って……恥ずかしいでしょ?だから必死に駅を走ったのよ」走っても見つからず、駅員に声をかけたら知りたくない事実を知ってしまった。
 「新幹線で東京に帰ろうとしていたんですって言った瞬間、駅員が「あー、もう出ちゃったよ?」って言ったのよ!」Uちゃん、真っ青。でも優しいから待っててくれるかもと、思って構内アナウンスしたら……両親では無く叔父家族がやって来て「何やってんだ?」と、怒られたそうだ。
 「伯父さんとこに泊まって事なきを得たけど、帰ってきたら散々両親に怒られてさ〜あたし、お腹痛かったのに。お母さんもやっぱり聴いてなかったらしくって、トイレ行くって言ったじゃん!って言っても聴いてないわよ!って言うし。それ以来家族で出かけるのはどんなに混んでも車になっちゃったよ。んで渋滞の度に家族に言われるの、あん時…って」
 可哀想だが遠くの街に置いてかれた事は今まで無かったので良しとしたい、自分の人生。それにしても未だにご飯がノドに合わないのか、良く詰まる…(苦笑)。