日付を間違えました…

 この間買ったMILKの苺とさくらんぼのスカートを着て、ちょっとパンクスっぽいロリで出かけました。若冲の絵を見に上野まで。若冲の鶏の絵が無性に見たくて、車ではるばる上野まで。
 若冲の鶏も良かったけれども、鯉の絵が心を掴む。こういう絵を描いてみたいなぁ、無理っぽいけど…(苦笑)と、筆遣いやらをじっくりこっくり見ていた。綺麗だなぁ…日本画もいいなぁ…と、思っていたら、後ろから笑い声が。別段気にしない、国立博物館はソファが置いてあって、ゆっくり出来るようになっているから。と、思ったが、そうもいかない事が分かった。どう見ても高校生位で日本画には全く興味が無さそうな、無料券もらったから来ました系の女がふたり。暑そうな真っ赤な顔でソファにでんっと座っていた(ガラス越しに確認)。このふたりが俺の事を散々笑い始めたのだ。
 気にするなと、思ったけれども、明らかに大きな声で「なにあれ〜」だの言っている。気にしないように努めても、気になってしまう。そのフロアの展示を全部見るまで、ふたりは俺のファッションチェックに余念が無い。そりゃまぁ、俺は綺麗でも美人でも無く、細い訳でも無い。でも、日本画の展示に行くんだからと、そんなにコテでは無いもので出かけたのに、なんたる始末。他の人は何も言わないのに、こいつらふたりは何しに来てるんだろう。
 俺が学生の頃は年間パスを買う位、熱心に美術館に博物館、色々通いまくっていた。好きな絵があると、クロッキーして帰った時期もあった。
 今の高校生とか中学生はなっちゃいない。お城に行けば記念に名前を彫り、おかげさまで大阪城天守閣はボロボロです。北海道の五郎の家も、近くの喫茶店の人が嘆く位に名前を彫られたり、何かを盗まれたり…何をしてるんだって思う。お寺にしてもそう。学校も興味が無い分野に興味が無い人間連れて行くなよと、怒りたくなる。
 ムカムカしたので、芸大でご飯を食べる。安いし、憧れていた芸大だ。どんまい、俺。