ネザーランドに1週間行っていた事を簡単に書こうと思います。むふ

 ロッテルダム空港に1時間30分で到着。案外近い事にびっくりする。近い癖に時差があって、1時間プラスする。ロッテルダム空港は、日本の地方空港のような感じで、移動手段はバスのみになっている。なので、アムステルダムまでバスで移動する。乗ったバスの運転席のシートが上下に揺れていて、なんだか可愛かった。
 アムステルダムに着き、お昼を食べ、駅前を散策してたら、SEXミュージアム発見。勿論、行く。こういうのが好きだと不純だと思うかも知れないが、案外こういう場所はモダンアートの世界なのだ。此処のは古い写真に力を入れていて、綺麗なモノクロ写真があって参考になった。
 1日目の宿泊場所が、タウンなので、メトロに乗る。走っている内に風景がだんだん荒んでいく。潰れたショッピングセンターらしき建物の壁は、派手な落書きでペイントされ、時計台は倒れて時を止めている。「ああ、凄い所に来ちゃったよ」なんて思いながらも宿泊地に到着。駅から近いなんて嘘っぱちで、10分歩かされた(道を聞いた人にも「遠いよ!頑張ってね」と、励まされる程)。この日、初めてファンタオレンジを買った。真っ黄色である(後々写真UPしますね)。味は夏みかん系。なんだか癖のある炭酸だった。
 2日目、市内に移動し、手馴れた様子でトラムに乗り、宿泊地に移動。荷物を預けて、自転車を近場で借りて凄いスピードで走り出す。勿論、地図は見ていない。適当に走っていたら、アンネフランクの家に到着。凄い人である。その前で絵を売っていたおっさんは日本語が喋れるが、言われた言葉は「私の名前はオランダスケベです」ええ?!アンネフランクの家が夜までやっている事を確認したので、また趣味のものに行こうと決め、拷問器具の美術館に行く。写真撮り放題だったので、ヒョーヒョー興奮する。欲しいものもあって、またヒョーヒョーする。夕方、アンネフランクの家にトラムで移動。学生割引が無い事を知る。だが、しかし。ずーっと行きたかった場所なので、とても為になりました。時間が出来たら、もう1度第2次世界大戦・ドイツ史を勉強したいですねぇ。
 3日目、また自転車を借りる。予定ではバンゴッホに行く筈が、何故か着いたら動物園という(苦笑)。きっと今日はブライスが運転しているんだろう。プラネタリウムがあるので、言葉は分からないがセサミストリートのを見る事にする。セサミの住人は、子供は分かったが歴史を熱く語りそうな博学そうなおっさん。そして驚いたのが、バードが青い!今まで3カ国位見ましたが、バードが青いのは初めてなので、問い合わせをしてみようと思っています。んで、このプログラムは、星がなんとかで〜とかでは無く、星の温度やこういう形に見えるとかでした。
 動物園は広くて、中には水族館っぽいものもあり。子供の遠足シーズンなのか、動物園は子供でいっぱいだった。いいなって思ったのは、1グループ5人位で、ひとりの先生が引率というシステム。日本は多すぎるのにふたりの先生とかで迷子になるのも出るから、こういうシステムを導入してもらいたいですね。
 カフェに行ったら、隣の人が普通にタバコを壊して、ドラッグ入りのシガレットを作っています。合法な国へようこそ。来て早々「スモーカー!」って言ったら、どんなドラッグが好きか聞かれたのよね。ああ、恐ろしい国だわ。
 3日目、ゆっくり寝て、電車に乗り地方都市に行く。もう、ギリギリベルギーって所まで移動した。でも、さすが地方都市。英語が理解し辛いらしく、俺は幼児英語を駆使したりする。観光客があまりに居なくて肩身が狭い思いをする。
 4日目、ふとミッフィーちゃんを思い出し、適当に調べてみると、ミッフィーちゃんが生誕50周年で、東武ワールドスクエアみたいな所に居るらしい。ほう。オランダ語だったが、なんとか此処まで理解。でも、今日は疲れたので、ゆっくり寝てトラムに乗ってゴッホミュージアムアムステルダムミュージアム(?)に行った。ゴッホはいいねぇ。綺麗だった。その他の絵も綺麗でとてもよかった。トラムに乗り駅まで移動し、NEMOという科学館に行く。此処はモダン建築の建物としても有名なもの。そして中はかなりおもしろい。遊びながら学べるものが本当におもしろくて、つい夢中になる。
 5日目、ロッテルダムに移動。その後、ミッフィーちゃんに会いに行く。ミニチュアの建物が可愛い場所の一部に特設会場。いちばん乗りだったので、写真は撮り放題、遊び放題だった。オランダ語で書かれた今日の予定を見ると、ミッフィーちゃんと写真が撮れる!(ヒョー)と、言う訳で参加した、日本人・大人。大きな公園にブライスの写真を撮りに行こうかと思って、バスをキャッチしようとしていたら、隣に座ったおばちゃんが「そこ、先月で閉園したわよ」と、教えてくれる。驚いていると「でも、確かゲートは開いてると思うから、行くだけ行って日本から来たって言えば見せてくれるんじゃない?トライしてみたら?」とまで。あの、ちょいとそれはしづらいので、公園は諦めました。さすがにチューリップをメインに押し出している公園は春だけの営業らしい。でも、夏だって綺麗なんだから、見せてくれてもいいのに。そう思った。
 6日目、ミッフィーちゃんのふるさとに行く。最近、ミッフィーちゃんの家が出来たそうだ。美術館にあるのだが、そんなにミッフィーミッフィーしていないのに、開口いちばん「ミッフィーちゃんはいちばん上だから」分かってらっしゃるのね。モダン家具とかの展示も素晴らしいこの美術館。つい興奮する。そして、ミッフィーちゃんの家。此処、オランダはただいま真夏、暑いです。ミッフィーちゃんの家には窓がひとつあるものの、凄く暑く、凄く狭く、とても可愛そうになりました。ベッドが寝起きのままだったようなので、ベッドメイキングをし(小さいのでこれが本物のミッフィーちゃんだろう)、写真を撮る。洋服も色々置いてあった。ちゃんと、タンクトップを着て、ワンピースを着て、上着を着ている事が判明。でも、俺がいちばん好きなのは、ニッカーズ1枚のミッフィーちゃんだ。セクシーさ加減が子供の頃からたまらないのだ。
 その後、モダン建築お宅訪問を始める。ガイドツアーには残念ながら外れてしまったので、概観だけの楽しみである。でも、綺麗である。素晴らしい。ひとつの家は1928年に建てられたものだが、とても現代的でおしゃれである。その他、モダンアーティストが建築して未だに人が居住している家等を見て歩きましたが、そんな所に住めるなんて羨ましかったです。
 宿泊先に帰ると、赤ん坊がビールを飲んでいる。泡が好きだそうだ。びっくりした。「明日で帰るの?明日は近くの公園で大きなフェスティバルがあるんだよ。もう1泊してったら?」ああ、これ以上此処に居ると帰りたくなくなるので帰ります。とてもいい人ばかりの国でした。ありがとう。言葉の分からない俺にダッチばかりだったけれども、とても楽しかったです。またミッフィーちゃんには機会があったら会いに行きたいです。

 これがどたばたした俺のホリデー。こんな俺。充実した俺。
 トラムの注意書きが、喫煙・チップス(フレンチフライ)・アイスクリームだったのが可愛かった。


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