スーパーでおじいさんにナンパされる。おじいさんだ、本当におじいさんだ。彼は耳が遠い。俺が遠慮して小さい声で答えると、耳に手を当てて一生懸命聞こうとする、そんなおじいさんだ。彼は俺と連絡を取り合いたいらしい。だが、俺は来週帰ってしまう。そう言ったら、彼は寂しそうだった。俺は男が好きだけれども、その許容範囲にまだおじいさんは入っていないので、もし来週帰らなくても電話番号は交換しなかっただろう。
 友達が最後なので、シチュー祭りがあった。大阪ではハウスシチューの粉の箱にはミクスと書いてあるんですか?俺はシチューは前から自分で作るものだと母親に言われていたので、こういうのを買ったことがないので全く分からないのですが、そうなんですか。やっぱり、シチューにご飯はおいしかった。ドリアみたいになって。それからケーキもおいしかった。
 その後、最後の友達の飲み会に行ったけれども、いつものパブが遠いからと違う場所になった所為で、ローカルなパブに行ってしまい、ひとりその雰囲気にやられてすぐ帰宅。何故か5時間バスに乗って、ひとりやってくる。韓国人ってやっぱり凄いな。ウィンクが出来ない友達に爆笑。来週はこれが自分の番。なんだか実感が沸かない。